熱しにくく冷めやすい性分につき何をやっても長続きしないながら、時代劇を観ることだけは止みそうになし。いつからか配役表を写し始めてファイリングするという面倒なマネを始めたのも、なんだかんだで継続中。そのうちライフワークにでもなっちまうんでないか。平成生まれでありながら、今現在の世にどうしても馴染むことができず過去のものの中に埋没していく一方の日々。もしもっと早く生まれていたとしたら……やっぱりその時代には馴染めずさらに昔へと傾倒していったかもしれない。
時代劇はじめ昔の映画テレビ（７０年代メイン？）を好むのは出ている俳優さんが好きだからなのだが、近頃はそれら作品を支えるスタッフさんたちに目を向けるようになってきて、クレジット写しもスタッフの方が面白くなってきている。
一応、東映全盛期のチャンバラ映画（千恵蔵、右太衛門、錦之助、橋蔵といったあたり）を観て時代劇にどっぷり浸かっていった身なれど、明朗なのより暗いの、アウトロー路線、ぶっ飛んだ怪作が好きである。心のヒーローは木枯し紋次郎だし、大好きな映画はワカトミ子連れ狼や近衛十四郎『忍者狩り』と言って譲らない。あと断然、主役よりも悪役が好き。
偏愛する俳優は、丹波哲郎、田村高廣、月形龍之介、内藤武敏、安部徹、南原宏治、内田勝正……等。
女優さんでは、高峰秀子、丘さとみ、小川真由美、緑魔子、山本みどり、横山リエ、結城しのぶ……好きだなァ。
(2015/11/17)